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OEMとODMの違いを什器・家具でやさしく解説|店舗什器・特注家具の発注で失敗しない選び方

目次
はじめに:什器・家具の発注で「OEMとODM」が重要な理由
店舗づくりの現場では、什器や特注家具は「見た目」だけでなく、オープン日に間に合うか/予算内に収まるか/多店舗展開で同じ品質が再現できるかが成果を左右します。ここで鍵になるのがOEMとODMの違いです。
この2つを理解しておくと、見積の前提が揃い、納期のリスクが見え、品質基準も固めやすくなります。
この2つを理解しておくと、見積の前提が揃い、納期のリスクが見え、品質基準も固めやすくなります。
そもそもOEM・ODMとは?
まずは定義を整理します。
- OEM:発注側が設計(図面・仕様)を用意し、製作会社が主に製造を担う
- ODM:発注側は要望・条件を提示し、製作会社が企画・設計から提案して形にする
なお「特注=OEM」とは限りません。特注でも、設計責任をどちらが持つかでOEM/ODMに分かれます。実務では、完全にどちらかではなく、発注側と製作会社側が協議しながら最適な選択をしていくのが現実です。
一番わかりやすい違い:誰が「設計責任」を持つのか
購買・店舗開発の視点で一番重要なのは、「設計責任」の「修正方法と費用負担」です。
OEMの場合(発注側が設計責任を多く持つ)
- 意匠・サイズ・素材・仕上げを発注側で細かく指定できる
- 一方で、仕様が固まっていない状態で走ると、図面修正→再見積→承認→再手配が連鎖し、納期もコストも伸びやすい
- 問題が発生した際、「図面の問題か/製造の問題か」の切り分けが必要になりやすい
ODMの場合(製作会社が設計責任を広く担う)
- 要望(デザイン・仕様・予算・納期・運用)から、構造設計や量産性、施工性まで含めて“成立する仕様”を提案してもらえる
- 短納期案件での意思決定を前に進めやすい
- ただし仕様や仕上げを先に合意しないと、「思っていたのと違う」が起きやすい
結論として、OEM/ODMの優劣ではなく、責任範囲と合意の仕方の違いだと捉えると整理が早くなります。
具体例で比較:什器・家具の「OEM向き/ODM向き」
OEMが向くケース
- 既に設計・図面あり、製造のみを委託したい
- 自社店舗で使う什器の製造を委託したい
- 既に展開している製品のコストダウンをしたい
ODMが向くケース
- 図面がない/要望はあるが具体化できていない
- 試作から製造まで一気通貫で依頼したい
- 多店舗展開で、同品質を安定供給したい
コストの違い:なぜ見積金額が違うのか?
見積り金額は原材料費や製造コストだけではありません。設計・試作・検査・梱包・物流まで含めて考える必要があります。
- OEM:製造費が中心。ただし仕様が固まっていないと追加工数が積み上がりやすい
- ODM:設計・試作・検査など初期費用が掛かるが、量産段階で単価が下がる設計最適化が効きやすい
よくある疑問が「1台だけ高い」ということがありますが、これは設計などの製作コストの費用が1台に乗るためです。
納期の違い:“短納期に強い”はどっち?
納期は製造期間よりも、仕様確定の早さと修正の少なさが大きな要因となります。
- OEM:図面修正が起きやすい。納品日から逆算した「仕様確定日」を最初に置くのが重要
- ODM:工場設備や材料を活用しやすく、代替案(同等意匠で納期短縮)も出やすい
ポイントは、店舗工期に合わせて「いつまでに何を決めるか」を先に決めることです。
品質の違い:量産で差が出る「再現性」と「検査基準」
店舗什器の品質は耐久性だけでなく、仕上げがブランド価値に直結します。
色味や艶は照明条件で変わるため、仕上げ見本(塗装板・化粧板)の承認フローを決め、可能なら店舗照明に近い環境で確認すると事故が減ります。
失敗しない発注のコツ:相談〜量産までの進め方
相談時に用意すると良い情報
- 運用条件:想定荷重、補充頻度、メンテナンス方法、配線(電源/LANなど)
- 予算感、希望納期、台数、今後の展開予定
- イメージ写真、参考什器の資料
試作の目的を先に決める
- 仕様確認:色・艶・木目・ディテールの合意
- 耐荷重、安定性、施工性、梱包 目的が曖昧だと試作回数が増え、コストも納期も膨らみます。
まとめ:OEM/ODMは“目的別の選択”
OEM/ODMは、どちらが正解という話ではありません。次の3点で考えると判断しやすくなります。
- 図面・仕様は固まっているか?
- 納品日までのスケジュールに余裕があるか?
- 多店舗展開で再現性が最重要か?
前提条件や求める内容を事前に整理することが、スムーズに製造委託する大事なポイントとなります。
OEM/ODMをご検討の際は、実績豊富な当社にご相談ください。
OEM/ODMをご検討の際は、実績豊富な当社にご相談ください。

